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停電への備えと停電時の過ごし方|明かり・電源・冷蔵庫の現実的な対策

ツムギ住まいの防災・ライフライン担当
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停電への備えと停電時の過ごし方|明かり・電源・冷蔵庫の現実的な対策

台風や地震のあとに起こる停電は、数時間で復旧することもあれば、数日に及ぶこともあります。何日続くか分からないからこそ、備えの軸は「明かり・電源・情報・食」の4つに絞って考えるのが現実的です。この記事では、家庭でそろえておきたいものと、実際に停電したときの過ごし方を時系列で整理します。

停電に備えてそろえるもの

分類備えるものポイント
明かりLEDランタン、ヘッドライト、懐中電灯置き型と携行型を分ける
電源モバイルバッテリー、乾電池、車の充電器電池のサイズを統一すると管理が楽
情報乾電池式・手回し式ラジオスマホの電池温存に効く
カセットコンロとボンベ、常温で食べられる食品加熱手段が食の自由度を決める

明かりで大切なのは数です。ろうそくは火災の危険があるため、LEDのランタンを部屋の数だけ、移動用にヘッドライトか懐中電灯を人数分が理想です。ヘッドライトは両手が空くので、暗い中での作業や子どもの世話で特に役立ちます。

注意

停電中のろうそくの使用は火災につながりやすく、余震のある状況では特に危険です。明かりはLEDを基本にしてください。

電源は、スマホを2〜3回充電できる容量のモバイルバッテリーを人数分に近づけていくのが目安です。ふだんから「使ったら満充電に戻す」習慣にしておくと、いざというとき空だったという失敗を防げます。大容量のポータブル電源があれば扇風機や電気毛布まで動かせますが、まずはモバイルバッテリーと乾電池を確実に、が先です。

停電した直後にやること

  1. 1

    安全と原因を確かめる

    まず家族の安全を確認します。自宅だけの停電か、周囲一帯かをブレーカーや窓の外の様子で確かめます。自宅だけならブレーカーの状態を確認します。
  2. 2

    明かりを確保する

    日没前なら、暗くなる前にランタンと電池を手元に集めます。スマホのライトは便利ですが電池を消耗するため、専用の明かりに早めに切り替えます。
  3. 3

    スマホを省電力にする

    画面を暗くし、省電力モードに切り替え、不要なアプリを閉じます。情報収集はラジオに任せると電池が長持ちします。
  4. 4

    冷蔵庫の作戦を決める

    開閉を最小限にすれば、冷蔵室は数時間程度、冷凍室はより長く冷気を保てます。食べる順番は「冷蔵室の傷みやすいもの、次に冷凍室、最後に常温備蓄」です。

停電が長引くときの過ごし方

数時間で戻らない場合は、生活のリズムを「日のあるうち」に寄せるのがコツです。調理や片付け、持ち出し袋の確認は明るいうちに済ませ、夜は早めに休みます。

  • 食事: カセットコンロで温かいものを。冷凍庫の食材は保冷剤代わりにしつつ先に消費する
  • 暑い時期: 直射日光を遮り、水分と塩分をこまめに取る。うちわや携帯扇風機、濡れタオルを活用する
  • 寒い時期: 重ね着と毛布で「体を直接温める」を優先。カイロや湯たんぽが役立つ
  • 集合住宅: 停電中は断水やエレベーター停止を伴うことが多い。給水とトイレの備えをあわせて確認する
マンションの停電で水も止まると知らなかった、という声はよくあります。ポンプで給水している建物では停電イコール断水になることがあるため、水の備えとセットで考えるのが安心です。
集合住宅の読者

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復旧するとき|通電火災に注意

停電からの復旧時には、通電火災と呼ばれる火災に注意が必要です。倒れたままの電気ストーブや傷ついた配線に通電が再開されると、時間差で出火することがあります。

注意

地震などで避難のため家を離れるときは、ブレーカーを落としてから出るようにしてください。復旧後に電気を使い始めるときは、電気製品の破損やこげ跡、においを確認してからコンセントを入れます。

通電火災への注意と、避難時にブレーカーを遮断する対策は、消防庁や内閣府が地震火災対策として案内しているものです。感震ブレーカーの設置も有効とされています。

よくある質問

モバイルバッテリーの容量はどれくらいが目安ですか
スマホをおよそ2〜3回充電できるクラスを1人1台に近づけるのが目安です。数日の停電では、容量よりも「ふだんから満充電にしてあるか」が効いてきます。
冷蔵庫の中身はいつまで食べられますか
一律の時間は言えませんが、開閉を減らすほど冷気は長持ちします。傷みやすいものから食べ、色やにおいに違和感のあるものは無理をしないでください。停電が長引いた場合の食の主力は常温備蓄に切り替えます。
オール電化の家は何を足せばよいですか
加熱手段が電気に集中しているため、カセットコンロとボンベの備えが特に重要です。お湯さえ沸かせれば、レトルトやフリーズドライで食事は回せます。
ポータブル電源は買うべきですか
必須ではありません。優先度は明かり・モバイルバッテリー・乾電池・カセットコンロが先です。医療機器を使う家族がいる、在宅ワークで電源が死活問題、といった事情があれば検討の価値が上がります。
停電中に窓を開けて寝ても大丈夫ですか
防犯面のリスクがあるため、施錠できる範囲での換気にとどめるのが無難です。暑さ対策は水分・塩分の補給と日中の日差しを遮る工夫を軸にしてください。

まとめ|「夜に一度、電気を消して試す」

停電への備えは、道具をそろえたら一度試すことで完成します。晩ごはんのあと30分だけ電気を消し、ランタンの明るさと置き場所を確かめてみてください。足りないものが具体的に見えてきます。食の備えはローリングストックと地続きです。あわせて整えていきましょう。

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