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防災用ヘルメット・防災ずきんの選び方比較|落下物から頭を守る備え

ツムギ住まいの防災・ライフライン担当
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防災用ヘルメット・防災ずきんの選び方比較|落下物から頭を守る備え

地震で家具や照明が倒れたり、避難の途中で物が飛んできたり。そんなとき、まず守りたいのが頭です。頭部を守る備えには、大きく「防災用ヘルメット」と「防災ずきん」の2種類があります。どちらがよいか迷う方に向けて、この記事では両者の違いと、保護性能・収納性・サイズという選び方の軸を整理し、代表的な4タイプを比較します。「なんとなく不安」を、「わが家はこう備える」に変えるための記事です。

ヒント

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品は「選び方の目安」を示すための代表的なタイプであり、特定の型番を断定的に推奨するものではありません。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイトの最新情報を必ずご確認ください。

なぜ頭を守る備えが要るのか

大きな地震では、家具の転倒や、天井・照明・窓ガラスなどの落下・飛散が起こり得ます。避難の際にも、ブロック塀や看板など上からの落下物が心配になる場面があります。首相官邸の家庭の備えでも、非常時に持ち出すものとしてヘルメットや防災ずきんが挙げられています。

頭部はけがが命に関わりやすい部位です。だからこそ、両手を空けたまま頭を守れる装備を、家族の人数分そろえておくことが備えの基本になります。まずは「固いヘルメット」と「布のずきん」で守れるものの違いを知るところから始めましょう。

首相官邸「災害に対するご家庭での備え」では、非常時の備えとしてヘルメットや防災ずきんなどが案内されています。

ヘルメットと防災ずきんの違い

同じ「頭を守る道具」でも、素材と得意分野が異なります。まずは大きな性格の違いを押さえましょう。

項目防災用ヘルメット防災ずきん
素材硬質プラスチック(ABS)やFRPなどの固い殻綿や難燃素材などの布・クッション
得意なこと硬く角のある飛来・落下物の衝撃を受け止める軽く、火の粉や煙に配慮しやすい。肩まで覆える形も
重さ・かさばりしっかりした殻のぶん重め。収納に工夫が要る軽量で薄く、座布団代わりにできる製品もある
主な使い手大人や在宅避難、屋外移動子どもや学校、火災を意識する場面

防災ずきんは、学校や園でいすの背もたれに掛けて使われてきた身近な備えで、軽くて扱いやすいのが魅力です。一方で、硬く重い落下物の衝撃に対しては、固い殻を持つヘルメットのほうが受け止める力に分があるとされます。

メモ

素材の耐熱・難燃の傾向は製品によって差があります。防災ずきんは難燃素材を使ったものがある一方、布製のため万能ではありません。ヘルメットも耐熱性は素材や製品で異なります。カタログの表示や取扱説明を確認し、あくまで傾向として捉えましょう。

選び方の軸1|保護性能は「国家検定」を目安に

ヘルメット選びで最初に見たいのが、頭を守る性能の裏づけです。産業用の保護帽(ヘルメット)には、労働安全衛生法にもとづく国家検定の仕組みがあります。

厚生労働省によると、保護帽には主に「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」という使用区分があり、規格に定めた性能を満たして型式検定に合格したものには「労検」のラベルが貼られます。落下物・飛来物から頭を守る目的では、この「飛来・落下物用」に合格した製品が一つの目安になります。市販の防災ヘルメットにも、この検定に合格した表示のあるものが選べます。

保護帽の使用区分(飛来・落下物用/墜落時保護用)、国家検定と「労検」ラベルの仕組みは、厚生労働省 職場のあんぜんサイト「保護帽」の説明にもとづきます。用途に合う区分・表示は各製品の仕様をご確認ください。

防災ずきんには、こうした国家検定の枠組みはありません。選ぶ際は、厚みやクッション性、難燃素材の有無、あごひもで固定できるかといった仕様表示を手がかりにします。「検定合格の表示がある固いヘルメット」と「軽く扱いやすい布のずきん」は、守れるものが違うと理解して選び分けましょう。

選び方の軸2|収納性で選ぶ(折りたたみ・コンパクト・通常型)

ヘルメットは「置き場所に困ってしまい込む」と、いざというとき手が届きません。ふだんの収納場所に合うタイプを選ぶことが、実際に使える備えにつながります。

  • 通常型(一体成型): FRPやABSの丸い殻で、そのままかぶれる安心感。かさばるため置き場所を決めておく
  • 折りたたみ式: 使うときに組み立てる方式。薄くたためて持ち出し袋やデスク脇に収まりやすい
  • コンパクト収納型: 平らにたたむ・縦に折るなどして薄くまとめ、引き出しや棚に立てて置ける
  1. 1

    置き場所を先に決める

    玄関・寝室の枕元・オフィスのデスク下など、かぶるまでの動線が短い場所を決めます。
  2. 2

    場所に合う形を選ぶ

    棚や引き出しにしまうなら折りたたみ・コンパクト型、掛けておけるなら通常型が向きます。
  3. 3

    家族の人数分そろえる

    1つだけでなく、使う人ごとに用意します。子どもには子ども用のサイズを選びます。

注意

折りたたみ式は、いざというときに素早く組み立てられることが前提です。購入したら一度は自分で組み立て、家族にもかぶり方を練習してもらいましょう。とっさに使えない備えは、無いのと同じになってしまいます。

選び方の軸3|サイズ・あごひも・重量

かぶったときに合っていなければ、頭は十分に守れません。次の点を確認しましょう。

  • サイズ調整: 頭まわりに合わせて調整できると、ずれにくく安定します。成長期の子どもは特に確認を
  • あごひも: 動いても脱げないよう、あごひもで固定できるものを選びます
  • 重量: 軽いほど長時間かぶっても負担が少なく、子どもやシニアにも扱いやすくなります
  • 通気・視界: 通気口があると蒸れにくく、視界を妨げない形だと避難時に動きやすくなります

子ども用は、大人用を小さくしただけでなく、頭の小さめのサイズに合わせて作られたものを選ぶと安定します。学校指定の防災ずきんがある場合は、まずそれを基本にし、家庭では落下物を意識してヘルメットを足すなど、役割を補い合う考え方が現実的です。

タイプ別に比較|代表的な4タイプ

ここまでの軸をふまえ、代表的な4タイプを整理します。特定の型番ではなく「こういうタイプ」という括りで、価格帯の目安とあわせて紹介します。価格や仕様は変動するため、購入前に各サイトで最新の表示をご確認ください。

折りたたみ式ヘルメット(収納重視)

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折りたたみ式ヘルメット(収納重視)

価格の目安: 2,500〜5,000円前後

使うときに組み立てる方式で、薄くたためて持ち出し袋やデスク脇に収まりやすいタイプ。固い殻を持ちつつ収納性を両立します。国家検定「飛来・落下物用」の合格表示があるかを目安に選び、購入後は一度かぶり方を練習しておくと安心です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

コンパクト収納型ヘルメット(棚・引き出し向き)

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コンパクト収納型ヘルメット(棚・引き出し向き)

価格の目安: 3,000〜6,000円前後

平らにたたむ、縦に折るなどして薄くまとめられ、引き出しや棚に立てて置けるタイプ。省スペースで家族の人数分そろえやすいのが持ち味です。オフィスや寝室など、置き場所が限られる場所の備えに向きます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

通常型ヘルメット(一体成型・在宅/屋外向き)

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通常型ヘルメット(一体成型・在宅/屋外向き)

価格の目安: 1,500〜4,000円前後

FRPやABSの一体成型で、そのままかぶれる安心感のあるタイプ。かさばるぶん、玄関や物置など置き場所を決めておくのが前提です。屋外への移動や在宅避難で、しっかり頭を守りたい場面に向きます。あごひもとサイズ調整の有無を確認しましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

防災ずきん(子ども・軽量重視)

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防災ずきん(子ども・軽量重視)

価格の目安: 1,500〜4,000円前後

綿や難燃素材の布でできた、軽くて扱いやすいタイプ。肩まで覆える形が多く、子どもや学校で使われてきた身近な備えです。座布団代わりにできる製品もあります。硬く重い落下物への強さはヘルメットに譲るため、火や煙への配慮・軽さを重視する用途に向きます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

わが家の組み合わせ方|「1つ」より「役割分担」

頭部保護は「どれか1つが正解」ではなく、家族と場所に合わせて組み合わせると失敗しにくくなります。

  1. 1

    大人・屋外移動用

    通常型か折りたたみ式のヘルメットを。国家検定の飛来・落下物用の表示を目安に、しっかり守れるものを選びます。
  2. 2

    子ども・学校用

    学校指定の防災ずきんがあればそれを基本に。家庭では頭に合うサイズの子ども用ヘルメットを足すと、落下物への備えを補えます。
  3. 3

    置き場所ごとに1つ

    玄関・寝室・オフィスなど、いる時間が長い場所それぞれに置き、かぶるまでの動線を短くします。
最初はヘルメットを1つだけ買って満足していました。でも子どもには大きすぎてずれてしまい、結局かぶれなくて。子ども用のサイズを別に用意し、学校の防災ずきんと合わせて考えたら、家族それぞれに合った備えになりました。
集合住宅で小学生と暮らす読者

よくある質問

防災ヘルメットと防災ずきんは、どちらを選べばよいですか
守りたいものによって変わります。硬く角のある飛来・落下物の衝撃を受け止めたいなら、固い殻を持つヘルメットが向きます。軽さや、火の粉・煙への配慮を重視するなら防災ずきんが扱いやすいです。どちらか一方ではなく、大人はヘルメット、子どもは学校のずきんに家庭用ヘルメットを足す、といった組み合わせも現実的です。
国家検定や『労検』ラベルは何を見ればよいですか
厚生労働省によると、保護帽には『飛来・落下物用』『墜落時保護用』などの使用区分があり、規格の性能を満たして型式検定に合格した製品には『労検』のラベルが貼られます。落下物・飛来物から守る目的では『飛来・落下物用』の合格表示が一つの目安です。用途に合う区分かは各製品の仕様でご確認ください。
折りたたみ式でもしっかり頭を守れますか
固い殻を持つ折りたたみ式であれば収納性と保護性能を両立できますが、製品差があります。国家検定の飛来・落下物用の合格表示があるかを目安に選びましょう。あわせて、いざというときに素早く組み立てられるよう、購入後に一度かぶり方を練習しておくことが大切です。
子ども用はどう選べばよいですか
大人用を小さくしただけでなく、頭の小さめのサイズに合わせて作られたものを選ぶと安定します。サイズ調整ができ、あごひもで固定できるものだと動いても脱げにくくなります。成長で頭のサイズは変わるため、定期的に合っているかを確認しましょう。学校指定の防災ずきんがある場合は、それを基本に家庭で補う考え方が使いやすいです。
どこに置いておけばよいですか
かぶるまでの動線が短い場所が基本です。玄関、寝室の枕元、オフィスのデスク下など、家族が長く過ごす場所それぞれに置きます。棚や引き出しにしまうなら折りたたみ・コンパクト型、掛けておけるなら通常型が向きます。しまい込むと使えないため、置き場所を家族で共有しておきましょう。

まとめ|守りたいものに合わせて選ぶ

頭部を守る備えは、「固い素材で飛来・落下物に強いヘルメット」と「軽く火や煙に配慮しやすい防災ずきん」の2系統で考えると整理しやすくなります。ヘルメットは国家検定の飛来・落下物用の表示を目安に、収納性は置き場所に合わせて、サイズとあごひもは家族一人ひとりに合わせて。1つに絞るより、大人・子ども・場所ごとに役割を分けて備えるほうが、いざというときに迷いません。今日できるところから、「もしも」を「いつも」に近づけていきましょう。

今日からの一歩

  • 家族の人数分、頭を守る装備があるか確認する
  • ヘルメットは国家検定『飛来・落下物用』の合格表示を目安に選ぶ
  • 置き場所(玄関・枕元・デスク下など)を決め、動線を短くする
  • 折りたたみ式は一度組み立てて、家族でかぶり方を練習する
  • 子ども用は頭のサイズとあごひもを確認し、成長に合わせて見直す

頭を守る装備は、持ち出し袋や家の中の安全対策とあわせて整えると効果が高まります。次の記事も参考にしてください。

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出典・参考

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