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防災ホイッスル・防犯ブザーの選び方比較|音で居場所を知らせる備え

ツムギ住まいの防災・ライフライン担当
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防災ホイッスル・防犯ブザーの選び方比較|音で居場所を知らせる備え

非常用持ち出し袋の中身を見直すとき、ホイッスル(防災笛)や防犯ブザーは「あれば安心」くらいの位置づけで、後回しになっていませんか。どちらも軽くて安価な小物ですが、役割は別々です。ホイッスルは、倒壊した建物などに閉じ込められて大声を出しにくいときに、音で自分の居場所を知らせるための道具。防犯ブザーは、避難所生活や夜道など、防犯の観点で身を守るための道具です。この記事では、両者の違いと選ぶときの軸を整理し、代表的なタイプを比較します。特定の型番を断定的に推奨するものではなく、あくまで「選び方の目安」としてお読みください。

ヒント

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品は「選び方の目安」を示すための代表的なタイプであり、特定の型番を断定的に推奨するものではありません。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイトの最新情報を必ずご確認ください。

ホイッスル・防犯ブザーが役立つ3つの場面

小さな道具ですが、備えておく理由は一つではありません。

まず、地震で倒壊・損壊した建物などに閉じ込められ、身動きが取れなくなった場面です。大声で助けを呼び続けると体力を消耗しやすく、周囲の状況によっては声が届きにくいこともあります。ホイッスルは強く吹かなくても一定の音を出しやすく、声よりも遠くまで届きやすいと言われています。首相官邸の「災害が起きる前にできること」でも、懐中電灯やスリッパとあわせて、手の届く場所にホイッスルを備えておくことが案内されています。

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次に、避難所生活での防犯です。内閣府男女共同参画局が令和2年(2020年)5月に公表した「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」では、女性用トイレや更衣室に防犯ブザーを配置する、女性や若者(女性)への防犯ブザー・ホイッスルの配布といった取り組みが、性暴力・DV防止の一環として挙げられています。プライバシーを確保しにくい避難所生活だからこそ、自分でも一つ備えておくと安心につながります。

避難所での防犯ブザー・ホイッスルの配置・配布が女性への配慮として挙げられていることは、内閣府男女共同参画局「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」(別紙1・令和2年5月)にもとづきます。

3つめは、子どもの通学や留守番など、日常の防犯です。ランドセルに取り付ける防犯ブザーは、多くの家庭ですでに身近な存在かもしれません。災害時と平時、両方の場面で使える道具として、家族の持ち物に組み込んでおくと備えが続けやすくなります。

ホイッスルと防犯ブザーの違いを知る

同じ「音で知らせる道具」でも、目的と仕組みが異なります。

項目ホイッスル(防災笛)防犯ブザー
主な目的閉じ込め・遭難時に居場所を音で知らせる不審者への威嚇・周囲への異常の告知
音の出し方息を吹き込んで鳴らす(電源不要)ピンを引く・ボタンを押すと自動で鳴る
電源不要電池式が中心(電池切れに注意)
目安となる基準明確な公的基準は特にない警察庁が策定に関わった性能基準(音量85dB以上など)

ホイッスルは電源が不要で、経年劣化以外はほぼいつでも使える手軽さが利点です。一方の防犯ブザーは、ボタンやピンで即座に大きな警報音を出せる分、電池残量の点検が必要になります。どちらか一方ではなく、目的に応じて両方を備えておくのが現実的です。

メモ

警察庁のページによると、防犯ブザーの性能基準は平成18年(2006年)11月30日に、警察庁・文部科学省・経済産業省が全国防犯協会連合会などの協力を得て策定したもので、音量85dB以上、連続して吹鳴させた場合に表示音量の90%以上の音量が20分間以上保てること、引き紐やボタンなど児童でも容易に操作できることなどが主な内容とされています。すべての市販品がこの基準に適合しているとは限らないため、購入時はパッケージの表示を確認しましょう。

防犯ブザーの性能基準(音量85dB以上、連続吹鳴20分以上、児童でも容易な操作性など)と策定の経緯は、警察庁生活安全企画課「防犯ブザー 性能基準に適合する防犯ブザーのサンプル音について」にもとづきます。

選び方の4つの軸

用途がわかったら、次の4つの軸で具体的な製品を見比べます。

  1. 1

    音量・聞こえやすさを確認する

    防犯ブザーは、警察庁が関わった性能基準(音量85dB以上が目安)に適合する表示があるかを確認します。ホイッスルは、強く吹かなくても安定した音が出るか、パッケージの説明や口コミを参考にしましょう。
  2. 2

    携帯性・取り付け方法を見る

    カラビナやストラップで鞄・ランドセルにすぐ取り付けられるか、普段使いのバッグに違和感なく入るサイズかを確認します。子ども用は、防犯ブザー専用フックの位置に取り付けやすい形かも見ておきましょう。
  3. 3

    光る機能の有無を見る

    LEDライトが付いたタイプは、停電時や夜間の避難路で足元や居場所を示す補助にもなります。音だけのシンプルなタイプと、音+光の多機能タイプ、用途に応じて選びます。
  4. 4

    電源・耐久性を確かめる

    防犯ブザーは電池式が中心のため、電池の種類と交換のしやすさ、電池残量表示の有無を確認します。ホイッスル・ブザーとも、防水性能や落下時の耐久性の表示があると屋外での使用に安心です。

注意

防犯ブザーは電池切れになっていると、いざというときに鳴りません。備えの点検日に合わせて、電池残量とピン・ボタンの動作を確認する習慣をつけましょう。

タイプ別に比較|代表的な4タイプ

ここまでの軸をふまえ、家庭で備えることの多い4タイプを整理します。特定の型番ではなく「こういうタイプ」という括りで紹介します。価格や仕様は変動するため、購入前に各サイトで最新の表示をご確認ください。

タイプ主な用途電源向いている人
シンプルな防災ホイッスル(カラビナ付き)閉じ込め時の合図・0次の備え不要持ち出し袋や普段の鞄にまず1つ加えたい
LEDライト付きホイッスル停電時・夜間の避難路での合図と足元確認電池式(製品による)音と光を1つでまかないたい
大音量防犯ブザー(音量表示あり・LED付き)避難所生活・夜道の防犯電池式女性・一人での外出や避難生活が多い人
キッズ用防犯ブザー(ランドセル装着型)通学時の防犯・平時と災害時の兼用電池式子どもの持ち物に組み込みたい

防災ホイッスル(カラビナ付き・コンパクトタイプ)

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防災ホイッスル(カラビナ付き・コンパクトタイプ)

価格の目安: 500〜1,500円前後(製品により変動)

電源不要で、いつでも鳴らせる基本のタイプです。カラビナやストラップで鞄・非常用持ち出し袋にすぐ取り付けられ、軽いので普段使いの0次の備えにも向きます。まずは家族の人数分、手の届く場所に1つずつそろえておきたい定番です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

LEDライト付きホイッスル(笛+懐中電灯一体型)

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LEDライト付きホイッスル(笛+懐中電灯一体型)

価格の目安: 1,000〜2,500円前後(製品により変動)

笛の機能に加えて、小型のLEDライトを備えたタイプです。停電時の夜間避難や、暗い場所での居場所の合図にも役立ちます。電池式のため、電池残量を定期点検に合わせて確認しておきましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

大音量防犯ブザー(音量表示あり・LED点滅付き)

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大音量防犯ブザー(音量表示あり・LED点滅付き)

価格の目安: 1,000〜2,500円前後(製品により変動)

ピンを引く、またはボタンを押すと大音量の警報音とLEDの点滅で異常を知らせるタイプです。避難所生活や夜道での防犯に。購入時は、警察庁が関わった性能基準(音量85dB以上が目安)に類する表示があるかを確認すると選びやすくなります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

キッズ用防犯ブザー(ランドセル装着型)

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キッズ用防犯ブザー(ランドセル装着型)

価格の目安: 1,000〜2,000円前後(製品により変動)

ランドセルの防犯ブザー用フックに取り付けやすい、子ども向けのタイプです。引き紐やボタンなど、子どもでも扱いやすい操作方法かを確認しましょう。通学時の防犯だけでなく、災害時に閉じ込められた場合の合図としても兼用できます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

備える本数・置き場所の目安

一つ持っているだけでなく、場面ごとに手が届く場所へ分散して置いておくと、実際に使える備えになります。

  1. 1

    非常用持ち出し袋に1つ

    すぐ取り出せる外ポケットなど、探さずに使える位置に付けておきます。
  2. 2

    普段の鞄・0次の備えに1つ

    通勤・通学中の被災に備え、毎日持ち歩くポーチや鞄にも1つ加えておきます。
  3. 3

    寝室の枕元に1つ

    就寝中の地震で身動きが取れなくなった場合に備え、手の届く場所に置いておきます。
  4. 4

    子どもの持ち物に1つ

    ランドセルや通学カバンに、子どもでも操作しやすいタイプを取り付けておきます。

非常用持ち出し袋そのものの中身を見直したい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい

非常用持ち出し袋の中身チェックリスト|最初の一晩をしのぐための必需品と選び方

よくある質問

ホイッスルと防犯ブザー、両方そろえる必要はありますか。
役割が異なるため、できれば両方備えておくのが安心です。ホイッスルは電源不要で閉じ込め時などに居場所を知らせる道具、防犯ブザーは電池式でとっさに大きな警報音を出し、防犯の場面で身を守る道具です。用途に応じて使い分けましょう。
防犯ブザーは何dBあれば安心ですか。
警察庁が文部科学省・経済産業省とともに策定に関わった性能基準では、音量85dB以上が主な目安とされています。購入時はパッケージの表示で音量や連続吹鳴時間の記載を確認すると選びやすくなります。すべての市販品がこの基準に適合しているとは限らない点にも注意しましょう。
ホイッスルは電池が要りますか。
息を吹き込んで音を出す一般的なホイッスルには電池は不要です。LEDライトが付いた一体型タイプの場合は、ライト部分に電池を使うため、残量の定期点検が必要になります。
子ども用はどこに付ければよいですか。
ランドセルの防犯ブザー用フックなど、子ども自身がすぐ手を伸ばせる位置に取り付けます。引き紐やボタンなど、子どもでも簡単に操作できる仕組みかどうかも、購入前に確認しておくと安心です。
避難所生活でも防犯ブザーは必要ですか。
プライバシーを確保しにくい避難所生活では、防犯面への配慮が必要とされています。内閣府男女共同参画局のガイドラインでも、女性用トイレ・更衣室への防犯ブザーの配置や、女性・子どもへの配布といった取り組みが挙げられています。自分で一つ携帯しておくと、こうした環境での安心につながります。

まとめ|役割を分けて、手の届く場所に

ホイッスルと防犯ブザーは、どちらも小さく安価な道具ですが、担っている役割は違います。閉じ込め時に居場所を知らせたいならホイッスル、防犯の場面でとっさに大きな音を出したいなら防犯ブザー。どちらか一方に絞るより、非常用持ち出し袋・普段の鞄・寝室・子どもの持ち物と、場面ごとに手の届く場所へ分けて備えておくと、いざというときに迷いません。購入時は、音量や電池残量、操作のしやすさを必ず確かめてください。「もしも」の不安を、「わが家はこう備える」に変えていく一歩として、まずは家族の持ち物を見直すところから始めてみましょう。

今日からの一歩

  • 非常用持ち出し袋の外ポケットに、すぐ使えるホイッスルを1つ付ける
  • 普段使いの鞄や0次の備えにも、軽量なホイッスルを加える
  • 防犯ブザーは音量表示(85dB以上が目安)とパッケージの記載を確認して選ぶ
  • 子どものランドセルに、操作しやすい防犯ブザーを取り付ける
  • 点検日に合わせて、防犯ブザーの電池残量とピン・ボタンの動作を確認する

出典・参考

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