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住宅用火災警報器の選び方比較|10年目の交換で選び直す「煙式・熱式」「単独型・ワイヤレス連動型」「CO検知付き」

ツムギ・住まいの防災・ライフライン担当
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住宅用火災警報器の選び方比較|10年目の交換で選び直す「煙式・熱式」「単独型・ワイヤレス連動型」「CO検知付き」

住宅用火災警報器の設置が義務づけられてから10年以上がたち、「そろそろ交換しないと」と売り場や通販サイトを見に行く家庭が増えています。ところが実際に探してみると、「けむり式」「ねつ式」「ワイヤレス連動」「CO検知付き」と種類が多く、今付いているものと同じでよいのか迷ってしまいます。この記事では、交換の目安や点検のやり方は別の記事にゆずり、交換のときに何を選ぶかに絞って整理します。選ぶ軸は、感知のしかた(煙か熱か)、鳴り方(1台だけか家中か)、それに付け足す機能の3つです。

ヒント

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品は「選び方の目安」を示すための代表的な製品であり、特定の型番を断定的に推奨するものではありません。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイトとメーカーの最新情報を必ずご確認ください。

まず確認|わが家に何台、どこに必要か

交換する台数と場所を先に数えておくと、売り場で迷わずにすみます。消防庁の住宅用火災警報器Q&Aによると、全国共通の基本は次の2か所です。

  • 寝室(ふだん就寝に使う部屋)
  • 寝室がある階の階段の上部(1階の階段は除く)

このほか、市町村の火災予防条例によって、台所やその他の居室にも設置が必要な地域があります。たとえば東京消防庁は、東京都(島しょ地域を除く)の住宅では、居間・リビング・子ども部屋・寝室などふだん使っている居室、階段、台所に設置が必要だとしています。お住まいの地域の基準は、管轄の消防本部・消防署のページで確認できます。

設置場所の考え方や、今付いている警報器の製造年の確かめ方、点検のしかたは、点検の記事で詳しく扱っています。

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住宅用火災警報器は10年で交換|設置場所・点検と家庭の消火の備え

設置が必要な基本の場所と、条例による台所などへの設置は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」、東京都の設置場所は東京消防庁「鳴りますか?住宅用火災警報器」の記述によります。

買う前に「合格の表示」を確認する

住宅用火災警報器は国家検定の対象で、国の定める規格に適合した製品には「合格の表示」が付いています。消防庁と日本消防検定協会によると、この表示は平成26年4月1日から付くようになりました。それ以前に多く見られた「NSマーク」の製品は、検定品と同等の性能があるとして、経過措置で平成31年3月31日まで販売が認められていました。

いま新品として売られているものは合格の表示付きが基本ですが、フリマアプリや長く保管されていた在庫品などを買う場合は、表示と製造年を確かめておくと安心です。日本消防検定協会は、警報器の前面の見やすい位置に「交換期限」または「自動試験機能付」の表示があり、交換の目安は10年だと説明しています。

合格の表示とNSマークの経過措置は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」と日本消防検定協会「住宅火災対策」、交換期限の表示と交換の目安は日本消防検定協会「住宅火災対策」の記述によります。

選ぶ前に知っておきたいこと|性能差より「方式と機能」

消防庁のQ&Aは、住宅用火災警報器には技術上の規格が定められているため、火災を感知して警報を出す基本的な性能(煙の感知性能や警報音の大きさなど)は、どの製品もほぼ同じと考えてよいとしています。つまり、選ぶときに見るのは「どれがよく感知するか」より、次の3点です。

  • 感知方式: 煙で感知する煙式か、熱で感知する熱式か。寝室や階段に消防法令で設置が義務づけられているのは煙式です
  • 鳴り方: 感知した1台だけが鳴る単独型か、連動設定したすべての警報器が鳴る連動型か。連動型には配線式と無線式(ワイヤレス)があります
  • 付加機能: 夜間に足元を照らすあかり、音声での案内、一酸化炭素(CO)の検知など

電源は、電池を使うタイプと家庭用電源を使うタイプがあります。消防庁が紹介する代表的な製品には10年電池の電池式が多く、電池式は配線工事なしで取り付けられます。家庭用電源(AC100V)を使うタイプには、コンセントに差し込むものや、壁や天井に埋め込むものがあります。今付いているのがAC100V式なら、同じ方式にするか電池式にするかを、販売店や工事店に相談して決めます。

基本的な性能がほぼ同じであること、煙式・熱式の違い、単独型と連動型の違い、電源の種類は、総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」の記述によります。

4タイプを比較する

タイプ感知のしかた鳴り方向く場所・家庭価格の目安
煙式・単独型煙感知した1台だけ寝室・階段・居室。平屋や、家族の声が届きやすい間取り1台3,000〜6,000円前後
熱式・単独型熱(一定の温度)感知した1台だけ煙や湯気が多い台所・車庫(地域の基準を確認)1台3,000〜5,500円前後
煙式・ワイヤレス連動型煙(熱式の子器を組み合わせる機種もある)連動設定したすべてが鳴る2階建て、離れた子ども部屋、シニアの寝室がある家親器・子器2台セットで1万5,000〜2万2,000円前後
CO検知付き煙+一酸化炭素製品による寝室・居室。一酸化炭素の発生にも気づきたい家庭の補助1台6,500〜1万円前後

価格は執筆時(2026年9月)にYahoo!ショッピングで見られた、この記事で紹介する代表的な製品の価格の範囲をもとにした目安で、特定の販売価格を示すものではありません。

タイプ1|煙式・単独型(寝室と階段の基本形)

いちばん基本になるのが、煙を感知して、その1台だけが鳴る煙式の単独型です。消防庁は、煙式を寝室・階段室・台所などに向くタイプとして紹介しています。寝室と階段は、消防法令で煙式の設置が義務づけられている場所です。

今付いているのが単独型で、家族が同じ階で寝ている、平屋に住んでいるなど、どこで鳴っても気づきやすい間取りなら、同じ単独型に交換するのが手軽です。売り場では、天井にも壁にも付けられるか、薄型か、夜間に周りを照らすあかりが付いているかを見比べます。

パナソニック けむり当番 薄型2種 SHK70301P(電池式・単独型・あかり付)

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パナソニック けむり当番 薄型2種 SHK70301P(電池式・単独型・あかり付)

価格の目安: 1台3,000〜6,000円前後が目安(販売店で幅がある)

煙式(光電式2種)の単独型で、警報音と「火事です」の音声で知らせます。メーカーの仕様では、電池寿命は約10年、天井面・壁面のどちらにも付けられ、推奨設置場所は寝室・居室・階段・廊下などです。白色LEDのあかりが付いているので、夜中の避難で周りを照らす助けになります。本体の厚みは約2.5cmの薄型です。和室向けの色のSHK70301YPもあります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

メモ

同じメーカーでも、販売ルートによって品番が違うことがあります。パナソニックは、けむり当番のSHK48455系(工事店・工務店などの電材ルート品)とSHK70301P(量販店・ホームセンターなどの電器ルート品)について、販売ルート・梱包仕様・あかりの有無などに違いがあると案内しています。今付いている品番が見つからないときは、メーカーのサポートページで後継品や相当品を調べられます。

煙式が向く場所と消防法令の設置義務は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」、SHK70301Pの仕様はパナソニックの製品仕様ページ、品番の違いはパナソニックのよくあるご質問の記述によります。

タイプ2|熱式・単独型(台所・車庫向け。ただし地域の基準を確認)

熱式(定温式)は、警報器のまわりの温度が一定の温度に達すると知らせるタイプです。消防庁は、台所や車庫など、大量の煙や湯気が対流する場所に適しているとしています。調理の湯気や煙で煙式が反応しやすい台所では、候補になります。

ただし、台所にどちらを付けるかは地域の基準によって異なります。東京消防庁は、東京都の基準では台所などは煙式または熱式としたうえで、煙式の方が熱式より火災を早く感知できるため、台所などにも煙式を設置することを勧めています。また、壁に付ける場合、30平方メートル以上の台所では煙式にするとしています。台所用を選ぶ前に、お住まいの地域の消防の案内を一度確認してください。

パナソニック ねつ当番 薄型定温式 SHK7040P(電池式・単独型)

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パナソニック ねつ当番 薄型定温式 SHK7040P(電池式・単独型)

価格の目安: 1台3,000〜5,500円前後が目安(販売店で幅がある)

熱式(定温式)の単独型です。メーカーの仕様では、推奨設置場所は台所、電池寿命は約10年、天井面・壁面に付けられます。警報音と音声で知らせる点は煙式と同じですが、あかりは付いていません。台所に熱式を選んでよい地域かどうかを確かめてから選びましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

熱式の仕組みと向く場所は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」、台所への煙式の推奨と30平方メートル以上の台所の扱いは東京消防庁「鳴りますか?住宅用火災警報器」、SHK7040Pの仕様はパナソニックの製品仕様ページの記述によります。

タイプ3|ワイヤレス連動型(離れた部屋の火事に、家中で気づく)

交換のタイミングで検討したいのが連動型です。単独型は、火災を感知した警報器だけが鳴ります。連動型は、火災を感知した警報器だけでなく、連動設定しているすべての警報器が警報を出します。1階の台所で火が出たとき、2階の寝室の警報器も鳴る、という使い方ができます。消防庁によると、連動型には配線によるものと無線式のものがあり、交換で後から付けるなら配線工事のいらない無線式(ワイヤレス)が扱いやすいでしょう。

次のような家庭では、連動型のメリットが大きくなります。

  • 2階建て以上で、寝室と台所・居間が別の階にある
  • 子ども部屋やシニアの寝室が、ほかの家族の部屋から離れている
  • ドアを閉めて過ごすことが多く、別の部屋の警報音が聞こえにくい

パナソニックのワイヤレス連動型の場合、親器1台に子器を14台まで、合計15台まで連動でき、煙式のけむり当番と熱式のねつ当番を混在させて連動できると案内しています。火元以外の部屋で警報を止めると火元以外の警報音が止まるため、鳴り続けている部屋が火元だとわかる仕組みや、火元の部屋名を音声で知らせる機能もあります。

パナソニック けむり当番 薄型2種 SHK79022P(電池式・ワイヤレス連動 親器・子器2台セット・あかり付)

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パナソニック けむり当番 薄型2種 SHK79022P(電池式・ワイヤレス連動 親器・子器2台セット・あかり付)

価格の目安: 2台セットで1万5,000〜2万2,000円前後が目安(販売店で幅がある)

煙式の親器と子器がセットになったワイヤレス連動型です。メーカーの仕様では、連動警報が始まるまでの時間は発報元の警報開始から10秒程度(周囲の環境によっては20秒程度)、電波の届く距離は障害物のない見通しで約100m(環境により短くなる場合あり)、1システムに親器1台・子器14台までです。電池寿命は約10年で、あかり付き。寝室と階段の2か所から始めて、必要に応じて子器を足していけます。品名にある「AiSEG連携機能」は、同社の対応機器と組み合わせて使う場合の機能です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

パナソニック ねつ当番 薄型定温式 SHK7620P(電池式・ワイヤレス連動子器)

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パナソニック ねつ当番 薄型定温式 SHK7620P(電池式・ワイヤレス連動子器)

価格の目安: 1台2,000円台〜7,000円台と販売店で幅が大きい

ワイヤレス連動型に台所用の熱式を加えるための子器です。単体では使えず、親器への登録が必要です。メーカーの仕様では推奨設置場所は台所、電池寿命は約10年。台所を熱式にしてよい地域で、ほかの部屋の煙式と連動させたい場合の選択肢になります。台所も煙式にする場合は、煙式の子器(SHK74201Pなど)を選びます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

メモ

連動型は、組み合わせられる機種がメーカーごとに決まっています。パナソニックは、ワイヤレス連動型の「薄型」と「一般型」は混在して使えるものの、親器は1システムに1台だけで、薄型と一般型の取り付けベースに互換性はないと案内しています。すでに連動型を使っていて一部だけ買い足したい場合は、今の親器の品番を確かめ、メーカーの互換性の案内を確認してから選んでください。なお、ホーチキは住宅用火災警報器の販売を2026年3月31日で終了した(在庫がなくなり次第終了)と案内しています。同社の連動型をお使いの場合も、増設や交換の方法はメーカーの案内を確かめてください。

単独型・連動型の違いと配線式・無線式があることは総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」と「住宅用火災警報器を設置しましょう」、連動台数・混在・火元の知らせ方はパナソニック「けむり当番・ねつ当番 ワイヤレス連動型」、各製品の仕様はパナソニックの製品仕様ページ、互換性はパナソニックのよくあるご質問、販売終了はホーチキ「個人向け製品情報」の記述によります。

タイプ4|CO検知付き(一酸化炭素にも気づきたい家庭の補助)

火災の煙に加えて、一酸化炭素(CO)も検知するタイプです。東京消防庁は、一酸化炭素は無色・無臭で気づきにくく、人体に有毒な気体であること、たばこなどの火種で炎を出さずに燃え続けると一酸化炭素中毒になり、死に至る危険があることを説明し、火災・ガス・COを感知する複合型の警報器を紹介しています。

家庭向けの電池式では、新コスモス電機の「プラシオ」のように、煙式の住宅用火災警報器に一酸化炭素の検知機能を加えた製品があります。

新コスモス電機 一酸化炭素検知機能付き火災警報器 プラシオ SC-735

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新コスモス電機 一酸化炭素検知機能付き火災警報器 プラシオ SC-735

価格の目安: 1台6,500〜1万円前後が目安(販売店で幅がある)

煙式(光電式2種)の住宅用火災警報器に、一酸化炭素を検知する機能を加えたタイプです。メーカーの仕様では、一酸化炭素濃度100ppmを検知すると「CO注意報」で知らせ、一酸化炭素を検知すると煙センサの感度を高めて火災をより早く知らせる「CO反応式」を採用しています。電池寿命は約10年、推奨の設置場所は寝室・階段・廊下・居室です。温湿度から熱中症になりやすい環境や空気の乾燥を知らせる機能も付いており、この機能がないタイプ(SC-335)もあります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

注意

CO検知付きの警報器は、換気の代わりにはなりません(編集部の考え方です)。石油ストーブやカセットガスストーブなど燃焼系の暖房を使う場合は、こまめな換気と就寝前の消火を守ったうえで、気づくための補助として考えてください。

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一酸化炭素の危険と複合型の紹介は東京消防庁「鳴りますか?住宅用火災警報器」、SC-735の仕様は新コスモス電機の製品ページの記述によります。

家族に合わせて足したい機能

基本の方式を決めたら、家族の事情に合わせて機能を足していきます。

  • 夜間の避難を助けるあかり: 警報と一緒にLEDが点灯する機種があります。寝室や階段の警報器に向きます
  • 音声での案内: 「火事です」などの音声で知らせる機種が多く、連動型では火元の部屋名を音声で知らせるものもあります
  • 光や振動で知らせる補助警報装置: 消防庁は、高齢の方や目・耳の不自由な方がいる家庭に、音や光の出る補助警報装置の増設を勧めています。東京消防庁も、光や振動で知らせる補助警報装置を紹介しています

シニアの家族が離れて寝ている場合は、連動型にして家族全員が気づける形にしておくと、声をかけ合って避難しやすくなります。

補助警報装置は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」と東京消防庁「鳴りますか?住宅用火災警報器」、あかりと火元の音声案内はパナソニック「けむり当番・ねつ当番 ワイヤレス連動型」の記述によります。

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買い替えの手順

  1. 1

    台数と場所を数える

    寝室と、寝室がある階の階段は全国共通で必要です。台所やほかの居室が必要かどうかは、地域の消防の案内で確かめます。今付いている警報器の製造年と品番もメモしておきます。

  2. 2

    方式を決める

    寝室・階段は煙式。台所は地域の基準を確かめて煙式か熱式か。2階建てや離れた部屋があるならワイヤレス連動型、一酸化炭素にも気づきたいならCO検知付き、と決めていきます。

  3. 3

    取り付け位置を確かめて付ける

    東京消防庁は、天井に付ける場合は壁やはりから60cm以上(熱式は40cm以上)離れた中央付近、壁に付ける場合は天井から15〜50cmの位置に警報器の中心がくるように取り付けるとしています。エアコンの吹き出し口や換気口からは1.5m以上離します。取り付けは高い所の作業になるので、安定した脚立を使い、できれば2人で行います。機種ごとの注意は取扱説明書で確認してください。

  4. 4

    設置年月を書き込み、作動を確かめる

    千葉市消防局は、交換したら次の交換時期がわかるように、本体の側面などに油性ペンで設置年月を書いておくよう勧めています。取り付けたら点検ボタンを押すかひもを引いて、正常を知らせる音が鳴るか確かめます。連動型は、連動の確認のしかたが機種によって異なるので、取扱説明書に沿ってほかの部屋の警報器とつながっているかも確かめておきます。

  5. 5

    古い警報器を分別して処分する

    捨て方は市町村によって異なります。千葉市の場合は、本体と電池を分けて、本体は不燃ごみ、使用した電池は有害ごみとして出すと案内しています。電池の外し方は機種によって違うので、取扱説明書やメーカーのページを確認し、お住まいの自治体のルールに従ってください。

取り付け位置は東京消防庁「鳴りますか?住宅用火災警報器」、設置年月の記入と作動確認は千葉市消防局「住宅用火災警報器は設置から10年を目安に本体の交換をお勧めします」、処分方法は千葉市消防局「住宅用火災警報器の捨て方」の記述によります。

交換のときに、1階の台所と2階の子ども部屋をワイヤレス連動にしました。取扱説明書どおりに連動の確認をして、「下で何かあっても上に伝わる」ことを家族みんなで確かめられたのがよかったです。
2階に子ども部屋がある読者

訪問販売には注意する

交換の時期を迎えた家庭をねらう訪問販売もあります。消防庁は、「消防署の方から来た」とだます例や、「設置しないと違反だ」と脅すような雰囲気で販売する例、高齢者宅で高額な代金を請求した例が報告されているとして、注意を呼びかけています。住宅用火災警報器はクーリングオフの対象商品で、だまされた場合は地域の消防署や消費生活センターに相談できます。千葉市消防局も、消防職員が一般の自宅に上がって警報器を点検したり、警報器を販売したりすることはないと案内しています。

警報器はホームセンターや家電量販店、通販などで自分で選んで買えます。その場で契約せず、家族や周りの人に相談してください。

訪問販売の事例とクーリングオフ、相談先は総務省消防庁「住宅用火災警報器Q&A」、消防職員による点検・販売がないことは千葉市消防局の記述によります。

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よくある質問

電池だけ交換すれば、10年を過ぎても使えますか。
日本消防検定協会は交換の目安を10年とし、交換期限が過ぎた場合は本体を交換するよう案内しています。千葉市消防局も、電池を替えてもほかの部品の劣化が考えられるため、本体の交換を勧めています。設置から10年近くたっているなら、電池切れの合図をきっかけに本体ごと交換しましょう。
今付いている単独型の一部だけを、ワイヤレス連動型にできますか。
単独型は、感知した1台だけが鳴るタイプなので、連動型とはつながりません。家中で鳴らしたい場合は、連動させたい場所の警報器をすべて同じシステムの連動型にそろえます。連動型どうしで組み合わせられる機種はメーカーごとに決まっているため、取扱説明書やメーカーの互換性の案内で確認してください。
台所は煙式と熱式のどちらがよいですか。
地域の基準によって異なります。消防庁は、熱式は大量の煙や湯気が対流する台所や車庫などに適しているとしています。一方、東京消防庁は、煙式の方が早く火災を感知できるため台所にも煙式を勧めています。まずお住まいの地域の消防の案内を確認し、選べる場合は台所の広さや調理の状況に合わせて決めてください。
賃貸住宅でも自分で交換してよいですか。
賃貸では、警報器の交換を貸主と借主のどちらが行うかが物件によって異なります。まず管理会社や大家さんに確認してください。鳴らない警報器に気づいたら、そのままにせず相談しましょう。
どのメーカーのものを選べばよいですか。
消防庁は、規格が定められているため、火災を感知して警報を出す基本的な性能はどの製品もほぼ同じと考えてよいとしています。合格の表示があることを確認したうえで、煙式か熱式か、単独型か連動型か、あかりやCO検知などの機能が必要かで選ぶと決めやすくなります。連動型を買い足す場合は、今使っているシステムと組み合わせられるかを優先します。

まとめ|「どこで火が出ても、家族の誰かが気づける」形に

住宅用火災警報器の基本的な性能は、どの製品もほぼ同じです。だからこそ交換のときは、方式と機能を家の間取りと家族に合わせて選び直すチャンスになります。寝室と階段は煙式、台所は地域の基準を確かめて煙式か熱式、離れた部屋があればワイヤレス連動型、一酸化炭素にも気づきたいならCO検知付き、と考えると迷いにくくなります。買ったら設置年月を書き込み、ボタンを押して鳴るかを確かめるところまでが交換です。家の中で音が届かない場所をひとつずつ減らしていきましょう。

交換で選び直すためのチェックリスト

  • 今付いている警報器の製造年・品番・台数をメモした
  • 寝室と、寝室がある階の階段に付いているか確認した
  • 台所やほかの居室が必要かを地域の消防の案内で確認した
  • 買う製品に『合格の表示』があることを確認した
  • 寝室・階段は煙式、台所は地域の基準に合わせて煙式か熱式を選んだ
  • 2階建てや離れた部屋がある場合、ワイヤレス連動型を検討した
  • 壁やはり、エアコンの吹き出し口から離れた位置に取り付けた
  • 本体に設置年月を書き込み、点検ボタンで作動を確かめた(連動型は取扱説明書に沿って連動も確認した)
  • 古い警報器は本体と電池を分け、自治体のルールに従って処分した
  • 訪問販売ではその場で契約せず、家族に相談すると決めた

出典・参考

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