モシモニア
防災グッズ

防災用ソーラー充電器・ソーラーパネルの選び方比較|停電でもスマホを充電する4タイプ

ツムギ住まいの防災・ライフライン担当
・ 約12分で読めます
防災用ソーラー充電器・ソーラーパネルの選び方比較|停電でもスマホを充電する4タイプ

停電が数時間で復旧すれば、モバイルバッテリー1つでも乗り切れます。ですが停電が丸1日、数日に及ぶと、蓄えておいた電気もいずれ底をつきます。そこで頼りになるのが、太陽の光で「充電する側」を担うソーラー充電器・ソーラーパネルです。この記事では、電源本体の選び方は関連記事にゆずり、日中の発電で電気を継ぎ足すためのソーラー機器を、代表的な4タイプに整理して比較します。

ヒント

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品は「選び方の目安」を示すための代表的なタイプであり、特定の型番を断定的に推奨するものではありません。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイトの最新情報を必ずご確認ください。

なぜ停電の備えに「ソーラー」なのか

大きな災害では、停電が数日以上続くことがあります。そのとき、スマホは情報収集・安否確認・照明・懐中電灯の代わりと、暮らしの要になります。だからこそ、充電手段を1つに頼らず複数持っておくことがすすめられています。モバイルバッテリーやポータブル電源に「ためる備え」を持ちつつ、日中の太陽光で電気を「継ぎ足す備え」としてソーラーを加えると、停電が長引いても情報と連絡の線を保ちやすくなります。

災害への日ごろの備えとして、停電時に情報を得るための手段を用意しておくことの大切さは、内閣府「防災情報のページ」や首相官邸「災害が起きる前にできること」でも案内されています。ソーラー機器の出力(W)の目安は、公的基準ではなく一般的な製品選びの目安として記しています。

大切なのは、ソーラー単体を「主役」と考えないことです。太陽光の発電量は天候や時間帯で大きく変わるため、まず電気をためておく本体があり、それを日中に補うのがソーラーだ、と役割を分けて考えると失敗しません。

メモ

電源本体(モバイルバッテリー・ポータブル電源)の容量や出力の選び方は、別記事でくわしく整理しています。この記事は「充電する側=ソーラー機器」に絞ってお読みください。

あわせて読みたい

防災用ポータブル電源・モバイルバッテリーの選び方|容量と出力の目安、後悔しない選び方

選び方の軸|5つのポイントで見る

ソーラー機器は、次の5つの軸で見比べると自分に合うタイプを選びやすくなります。

  1. 1

    出力(W)と充電先

    何に充電したいかで必要な出力が変わります。スマホやモバイルバッテリーへ直接充電するなら15〜30W(20W級)、ポータブル電源を日中にしっかり充電するなら60〜100W以上の大出力パネルが目安です。
  2. 2

    携帯性・折りたたみ

    持ち出し袋に入れて避難先へ持っていくのか、自宅や車のそばで使うのかで選びが変わります。折りたたんでコンパクトになるか、広げて自立できるか(スタンドの有無)を確認します。
  3. 3

    防水・耐久とコネクタ

    屋外や急な雨でも使うことを想定し、防水・防滴の表示を確認します。出力端子がUSB-A・USB-C・DCのどれかも大切で、手持ちの機器や電源につながるかを買う前に確かめます。
  4. 4

    発電条件

    ソーラーは直射日光があってこそ実力を発揮します。曇天・日陰・窓ガラス越しでは出力が大きく下がるため、パネルを太陽に対してまっすぐ向ける、時間帯で角度を変えるといった使い方が前提になります。
  5. 5

    価格と組み合わせ前提

    価格は出力とほぼ比例します。ポータブル電源とセットで使う大出力パネルか、スマホを直接つなぐ携帯タイプか、目的を決めてから予算を考えると過不足がありません。

注意

カタログの「◯◯W」は、理想的な直射日光のもとでの最大値です。実際の発電量は天候・季節・時間帯・向きで変わり、表示より小さくなるのがふつうです。数値は上限の目安と考え、余裕をもって選びましょう。

タイプ別に比較|代表的な4タイプ

ここまでの軸をふまえ、代表的な4タイプを整理します。特定の型番ではなく「こういうタイプ」という括りで、価格帯の目安とあわせて紹介します。価格や仕様は変動するため、購入前に各サイトで最新の表示をご確認ください。

折りたたみソーラーパネル(60〜100W級・ポータブル電源の充電向け)

広告
折りたたみソーラーパネル(60〜100W級・ポータブル電源の充電向け)

価格の目安: 60〜100W級 1万〜3万円前後

ポータブル電源と組み合わせて日中に本格的に発電する、長期停電時の主役タイプ。広げると大きいぶん発電量を確保しやすく、天気のよい日中に電源本体を充電し直せるのが強みです。自宅や車のそばで使う前提の家庭に向きます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

USB出力ソーラー充電器(15〜30W・スマホ/モバイルバッテリー直充電・折りたたみ)

広告
USB出力ソーラー充電器(15〜30W・スマホ/モバイルバッテリー直充電・折りたたみ)

価格の目安: 20W級 3,000〜6,000円前後

折りたたむとコンパクトで、持ち出し袋に入れやすい携帯性重視タイプ。スマホやモバイルバッテリーへUSBで直接つなげます。避難先やアウトドアでも使いやすく、まず1枚そろえるならこのタイプが手ごろです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ソーラーパネル一体型モバイルバッテリー(補助・非常用)

広告
ソーラーパネル一体型モバイルバッテリー(補助・非常用)

価格の目安: 3,000〜6,000円前後

バッテリーに小さなパネルが付いた一体型で、防水タイプも多い補助的な位置づけ。ふだんはコンセントで満充電しておき、ソーラーは「いざというときの気休めの継ぎ足し」と考えるのが現実的です。一体型のパネルは小さく、発電はゆっくりな点に注意してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

手回し充電・ソーラー付き多機能防災ラジオ/ライト(最小限の非常用)

広告
手回し充電・ソーラー付き多機能防災ラジオ/ライト(最小限の非常用)

価格の目安: 2,000〜5,000円前後

ラジオ・ライト・わずかな充電を1台にまとめた多機能タイプ。手回しとソーラーの両方で少し充電できるので、情報と明かりの最後の砦になります。ただしスマホをフル充電する力はないため、あくまで最小限の非常用と位置づけましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

大出力のパネルだけあれば安心だと思っていましたが、避難を想定すると重くて持ち出せません。結局、家用に折りたたみパネル1枚、持ち出し袋にUSBソーラーを1枚と分けたら、家でも外でも困らなくなりました。
戸建てで家族4人と暮らす読者

上手に使うコツ|「主役+補助」で組み立てる

ソーラーは1つに絞るより、役割を分けて重ねると安心です。電気をためる主役(ポータブル電源やモバイルバッテリー)を軸に、日中それを補うソーラーを足す、という考え方です。

ヒント

パネルは太陽に対してまっすぐ向けるほど発電が伸びます。時間帯に合わせて角度と向きをこまめに変え、影が落ちない場所に置くのがコツです。ケーブルは電源本体に合う端子(USB-C・DCなど)を事前に確認しておきましょう。

停電が長引いたときの過ごし方や、明かり・情報・食の備え全体は、次の記事でまとめています。あわせて参考にしてください。

あわせて読みたい

停電への備えと停電時の過ごし方|明かり・電源・冷蔵庫の現実的な対策

よくある質問

ソーラー充電器があればモバイルバッテリーは要りませんか
両方あると安心です。ソーラーは日中の晴天でこそ発電できるため、夜間や雨天では使えません。電気をためておくモバイルバッテリーやポータブル電源を主役にし、ソーラーはそれを日中に継ぎ足す補助と考えるのが現実的です。
曇りの日や室内の窓ぎわでも充電できますか
発電量は大きく下がります。ソーラーは直射日光があってこそ実力を発揮し、曇天・日陰・ガラス越しでは出力が落ちます。屋外で太陽にまっすぐ向け、影の落ちない場所に置くのが基本です。
スマホを直接つなぐなら何W(ワット)を選べばよいですか
スマホやモバイルバッテリーへの直接充電なら、15〜30W(20W級)の折りたたみタイプが目安です。ポータブル電源を日中にしっかり充電したい場合は、60〜100W以上の大出力パネルを選ぶとよいでしょう。
ソーラー一体型のモバイルバッテリーだけで足りますか
補助と考えてください。一体型のパネルは小さく、発電はゆっくりです。ふだんはコンセントで満充電しておき、ソーラーは非常時の気休めの継ぎ足しとして使うのが現実的です。
持ち出し袋にはどのタイプを入れるとよいですか
折りたたんでコンパクトになるUSB出力タイプ(20W級)が入れやすいです。加えて、ラジオ・ライトを兼ねる手回し・ソーラー付きの防災ラジオを1台入れておくと、情報と明かりの手段を分けられます。
雨にぬれても大丈夫ですか
製品により異なります。屋外で使う前提なら、防水・防滴の表示があるものを選ぶと安心です。ただし端子部分は水に弱いことが多いため、充電中は無理にぬらさず、使用後はよく乾かして保管しましょう。

まとめ|ためる主役に、発電する補助を重ねる

ソーラー機器選びのコツは、「ためる」と「発電して継ぎ足す」を分けて考えることです。主役はポータブル電源やモバイルバッテリー。そこに、日中の発電を担うソーラーを重ねると、停電が長引いても情報と連絡の線を保ちやすくなります。おすすめの組み立ては、電源本体を主役に、ポータブル電源用の大出力パネルを据え、持ち出し袋にはUSBソーラー、さらに一体型や手回しラジオを補助に足す形です。天候に左右される道具だからこそ、単体ではなく組み合わせで備えましょう。

今日からの一歩

  • まず電気をためる主役(モバイルバッテリー/ポータブル電源)を用意する
  • 充電先を決める。スマホ直充電は20W級、ポータブル電源用は60〜100W以上
  • 持ち出し袋に折りたたみUSBソーラーを1枚入れる
  • 手回し・ソーラー付き防災ラジオでラジオと明かりの手段を分けておく
  • 晴れた日にパネルを太陽へ向けて、実際に充電できるか一度試しておく

災害時の判断は、お住まいの自治体や公的機関が出す最新の情報を優先してください。備えの道具は、あくまで暮らしを支える手段です。ふだんから少しずつそろえ、季節の点検で状態を確かめておくことが、「もしも」を「いつも」に近づける一歩になります。

出典・参考

この記事をシェア

関連する記事

防災グッズ

防災用ポータブル電源・モバイルバッテリーの選び方|容量と出力の目安、後悔しない選び方

停電に備える電源は、モバイルバッテリーとポータブル電源のどちらを、どのくらいの容量で選べばよいのか迷いがちです。容量(Wh)と出力(W)の考え方、スマホ何回分の目安、世帯人数別の容量の目安を整理し、用途別に選び方をまとめました。あわせて備えたい周辺グッズも紹介します。